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「フレンチ×普段ごはん」
「フレンチ×普段ごはん」vol.17 夏休みに楽しむおやつごはん2017.07.27 Thursday
こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」の神崎則子です。
夏休みも始まり、いよいよ夏本番ですね。
この時期、猛暑と強い冷房との温度差で思った以上に体力が消耗します。
こんな時こそ、ごはんをきちんと食べてスタミナをつけ、夏休みを元気に過ごしましょう。
今回のテーマは、「夏休みに楽しむおやつごはん」。
暑くて食欲がなくても、おやつ感覚で思わず手をのばしたくなる、一口サイズのごはんのご提案です。

彩りの具材をトッピングした、まるでオープンサンドイッチのように華やかで可愛いごはん。
一見、手が込んでいそうですが、じつはミニサイズの焼きおにぎりに、いつものおかずをトッピングするだけ。
冷たいものばかり選びがちな夏のおやつとして、また、食欲がないときの軽食にも最適です。
ぜひ、この夏休みにお子さんと一緒に挑戦してみて下さいね。

ベースの焼きおにぎりは、ハンバーガーの“バンズ”のかたちにします。
こうすることで具材がのせやすく、香ばしい焼き色が均一につけられます。
いろんな種類をたくさん食べたいから、直径5〜6cm、厚さ1cmほどのミニサイズにしましょう。
このバンズごはん、まとめて作って冷凍保存もできますよ。
バンズの型は、1リットルの牛乳パックで手作りできます。

牛乳パックの折り目のない部分を、20cm×3cmくらいの帯状にカットし、白い方が内側になるように丸め、重なった所をホッチキスで一ヶ所留めます。
これで直径5〜6cmほどのバンズ型が出来上がり。ミニパンケーキや目玉焼きにも使えます。

それでは、「バンズごはん」を作りましょう。
今回はあらゆる具材にマッチするよう、洋風&和風、ふたつの味を作ります。
用意するごはんは、炊きたてでも残りごはんでもOK。残りごはんの場合はレンジで温めて熱々にします。
まずは、洋風バンズごはんの作り方。

お茶碗一杯分の熱々ごはんに、粉チーズを大さじ1杯ほど加えてヘラでよく混ぜ、塩、こしょうで味をととのえます。
混ぜ具合は、ごはんの粒がほんの少しつぶれて粘りがでるまで。わざわざヘラを押しつけてつぶす必要はありません。

つぎに、和風バンズごはんの作り方。

お茶碗一杯分の熱々ごはんに、青海苔を小さじ1杯ほど加えてヘラでよく混ぜ、塩、こしょうで味をととのえます。青海苔の代わりに、炒りごまやおかかでも美味。
こちらも洋風と同様に、少し粘り気がでるまで混ぜてください。
いよいよ、バンズごはんを焼きます。
まだ熱していないフライパンに、水で濡らした牛乳パックの型を並べ、味つけしたごはんを詰め、水で濡らしたヘラでごはんの表面をしっかりと押しつけて平らにならします。
ヘラが使いにくかったら、水で濡らした指先でおこなって下さい。
このとき、ごはんがベタつくので、型の内側・ヘラ・指先を水で充分に濡らしながら作業しましょう。

型にごはんがベタベタとくっついてしまう場合は、水の代わりに型の内側にオリーブオイルを塗って下さい。
お茶碗一杯分のごはんで、ミニバンズごはんが3つ作れます。
味つけごはんがきれいなバンズ型になったら、牛乳パックの型を外し、フライパンに少量のオリーブオイルを加えて中火にかけ、両面にごく淡い焼き色がつくまで焼きます。
濃い焼き色がつくまでしっかり焼いてしまうと、冷めた時に固くなるので注意して下さい。

トッピングする具材は、余ったおかずや常備菜etc、白ごはんやおにぎりに合うものなら何でもOK。
以下、私のおすすめのトッピングをご紹介します。
【洋風バンズ+ミニハンバーグ】

一口サイズのハンバーグとうずら卵の目玉焼きをトッピングして出来上がり。ハンバーグは普通サイズの物を小さく切って用いてもOK。上にもう1枚、バンズごはんをのせれば、ミニライスバーガーになりますね。
【洋風バンズ+ツナマヨ&アボカド】

少量のマヨネーズであえたツナ、アボカド、スプラウトをトッピング。マヨネーズは省いても美味。隠し味としてツナにしょうゆ少々を加えると、ごはんによくマッチします。
【洋風バンズ+焼き野菜&チーズ】

オリーブオイルで両面を焼いたなす、プチトマト、チーズを、フライパンで焼き上げたバンズごはんの上にのせて火を止め、フライパンの蓋をして1分ほどおき、チーズが溶けたら出来上がり。野菜には塩、こしょうでしっかり味をつけてください。

なお、なすとトマトはバンズごはんと一緒に焼けば同時に仕上がって便利です。
【和風バンズ+きんぴらごぼう】

ごぼうと人参のきんぴらは、細めに切るとトッピングしやすく、ごはんとも馴染んで食べやすいです。お好みで七味唐辛子をふっていただきます。
【和風バンズ+クリームチーズ&佃煮】

一口大に切ったクリームチーズ、昆布やじゃこなどお好みの佃煮、大葉の千切りをトッピング。クリームチーズは、熱々のバンズにのせてトロリと溶かしても美味です。
【和風バンズ+焼きとうもろこし&バター醤油】

醤油を塗って香ばしく焼いたとうもろこしをバンズにのせ、角切りのバターをのせます。とうもろこしは焼き上がったあと、実を包丁でそぎ切りにします。

とうもろこしは、バンズごはんと一緒にこんがりと焼き上げて下さい。
しかしなにかと忙しい夏休み、ごはんをバンズ型にするのは面倒で、、、という方には、味つけしたごはんをカップケーキ型に詰め、具をのせて焼く「カップケーキごはん」はいかがでしょうか。

この方法なら、ごはんの型抜きは不要なので、思いたったらすぐに作れます。
カップケーキごはんの具材は、カレーやシチューなど液体状のものでもOK。お好みの具の上にとろけるチーズや卵をのせて、こんがり焼くこともできます。
【焼きカレーのカップケーキごはん】

カップケーキ型にごはんを詰めてカレーをかけ、チーズやうずら卵をのせ、オーブントースターで香ばしく焼きます。和風と洋風、どちらの味つけごはんにもマッチします。
【クロックムッシュ&マダム風カップケーキごはん】

カップケーキ型にごはんを詰め、ハムとチーズをのせ、オーブントースターでチーズがとろけるまで焼きます。うずらの目玉焼きをのせればクロックマダム風。おすすめは洋風の味つけごはん。
「バンズごはん」と「カップケーキごはん」は、みんなで作れば楽しくて食欲も倍増。
おやつを食べる感覚で、エネルギーのもとになるごはんと栄養豊富なおかずがしっかりとれて、夏バテ防止にもなります。
これらのおやつごはんに向くお米の品種は、粘り気の多い「ミルキークイーン」と「夢ごこち」。

低アミロース米と呼ばれるこれらの品種は、もちもち食感で粘りが強く、バンズごはんにしても形が崩れにくいんです。
冷めてももっちりと美味しいので、おにぎりやお弁当にもお勧めの品種です。
思わずもうひとつ!と手が伸びるプチサイズの可愛いおやつごはん、この夏休みにぜひお試し下さい。
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●日時:9/28(木)11:00〜14:00
●会費:5,000円(税込)
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