こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」 の神崎則子です。

今月のテーマは 「レンジで簡単！果実そのまま苺ジャム」

苺がおいしい季節です。
ビタミンCが豊富で風邪予防や美容効果が期待できる苺は、この時期おおいに食べたいフルーツです。



ここでは、これから出回る小粒の苺を使った、レンチンで作れる簡単ジャムをご紹介します。

小粒の苺は赤い果皮部分の面積が多く、ジャムにすると鮮やかな赤色に仕上がります。



ここでご紹介するレシピは数日で食べ切れる分量で、多量の砂糖や瓶の煮沸消毒は一切不要。

たった6分のレンジ加熱でしっかりと形や風味が残り、果実をそのまま食べているようなフレッシュな味わいのジャムに仕上がります。

思いたったらすぐに作れる超簡単レシピ、ぜひお試しください。



【果実そのまま苺ジャム】
小粒の苺　200g（1パック）
てんさい糖　35g（大さじ3）
レモン汁　1/8個分



(作り方)
1.　苺は洗ってヘタを取って耐熱容器に入れ、てんさい糖とレモン汁を加える。
※レンジ加熱中の吹きこぼれを防ぐため、耐熱容器は大きめのものを用いること



2.　ヘラでやさしく混ぜ、そのまま5分ほど置いて砂糖を溶かす。



3.　ラップ無しで電子レンジ(600W)に3分かける。

4.　表面に浮いた細かい泡状のアクを取り除く。



5.　さらに、ラップ無しで電子レンジ(600W)に3分かける。

6.　先ほどよりも沢山のアクが浮くので、それをていねいに取り除く。



7.　アクが無くなりシロップに透明感が出たら完成。 容器に移し冷蔵庫で保存する。



ここではてんさい糖を使用したため、少し黒っぽい仕上がりです。
きれいな色にしたい場合は同分量のグラニュー糖や上白糖をお使いください。



この分量で250ccほどのジャムができます。
通常のジャムよりシロップが多めでゆるく、コンポートに近い味わいです。

かなり低糖度なので日持ちはしません。3〜4日で食べ切ってください。



甘さ控えめでそのまま食べてもおいしいので、パンにつけるより、ヨーグルトやパンケーキなどのトッピングにおすすめです。


【果実そのまま苺ジャム×パンケーキ】

パンケーキにたっぷり添えて。
シロップがソース代わりになるのでメープルシロップは不要です。



グルテンフリーの KOMEKOちゃんのパンケーキミックス とはベストマッチ！

KOMEKOちゃんのパンケーキミックス の詳細と焼き方は 「フレンチ×普段ごはん vol.24 米粉のパンケーキ新発売！」 をご覧ください。


【果実そのまま苺ジャム×ヨーグルト】

プレーンヨーグルトにトッピング。
甘酸っぱい苺とまろやかなヨーグルトは相性抜群。



ヨーグルトの他、バニラアイスクリームにかけても美味です。


果実そのまま苺ジャムは、副産物であるシロップがたっぷりできます。

もしシロップが余ったら、水やミルクで割ってドリンクとして召し上がってください。
じつは、このドリンクがわざとシロップを余らせたいほど絶品なんです！




【苺ジュース・苺ソーダ】

約4倍のミネラルウオーターか炭酸水で割ります。フレッシュな苺を飾れば可愛いおもてなしドリンクに。




【苺ミルク】

約4倍の牛乳で割ります。
私は数粒の果肉を加えてスプーンでつぶしながら飲むのが大好きです。



自家製ならミネラル豊富なてんさい糖やきび砂糖など体にやさしい素材が選べ、甘さの調整も自由自在です。



素材そのもののおいしさが楽しめる果実そのまま苺ジャム、旬の時期にぜひお試しください。