こんにちは。
「フランス家庭料理教室アン・プチ・プ」 の神崎則子です。

今月のテーマは 「もち麦たっぷり！彩り野菜のブッダボウル」



“ブッダボウル”とは、野菜・穀類・ナッツなどの植物性食品をワンボウルに盛り付けた、アメリカ西海岸生まれのベジタリアン丼です。

山盛りの具が仏陀のふっくらしたお腹に似ていることや、仏教＝精進料理をイメージすることから付けられた名だと言われています。

そこで今回は、 無農薬・無化学肥料・天日干しの魚沼産もち麦 をたっぷり使ったヘルシーなブッタボウルのレシピをご紹介します。



もち麦の健康効果と基本のもち麦ごはんの炊き方は、 「フレンチ×普段ごはんvol.54 無農薬の国産もち麦、新発売！」 をご覧ください。



それでは、「もち麦と彩り野菜のブッタボウル」をご紹介します。

まずはもち麦を炊くことから始めます。
通常、もち麦はお米に混ぜて炊いてもち麦ごはんとしていただきますが、ここではもち麦100%で炊く方法をご紹介します。

こうして炊いたもち麦は、ブッダボウルのほかシチューなどの煮込み料理やカレーに添えていただいても美味です。



また、もち麦は茹でることもできますが、茹で汁にも栄養や旨みが出てしまうため、今回は炊く方法をおすすめします。

【もち麦の炊き方】
(材 料) 3〜4人分
もち麦 　100g
水　200cc
塩　少々



(作り方)
1. もち麦はさっと洗い、水気をよく切る。
※もち麦は洗わずに使えますが、炊く時に水が白濁するのが気になる方は軽く水洗いをしてください。



2. 鍋にもち麦・分量の水・塩を入れ、蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火で15分炊く。そのまま5分ほど蒸らす。



3. ぷちぷち・もちもち食感のもち麦100%ごはんの炊き上がり。全体をさっくり混ぜて完成です。




もち麦が炊き上がったら、お好きな食材でブッダボウルを作りましょう。

レシピに決まりはありません。

丼のベースになる穀物（今回はもち麦）、野菜類（生野菜、温野菜、サラダなど）、豆類や豆腐製品などのタンパク質、ナッツ、お好みのドレッシングを自由に組み合わせればOKです。



今回のブッダボウルには、3種のサラダ（キャロットラペ、かぼちゃマッシュ、ビーンズサラダ）、塩ゆでインゲン、素揚げれんこん、プチトマト、スプラウト、揚げ出し豆腐、ナッツ、アボカドを使いました。

以下、3種のサラダのレシピです。

【キャロットラペ】



人参1/2本を千切りにし、塩・てんさい糖少々を加えてよく混ぜ、しんなりとしたらレモン汁1/4個分、オリーブオイル大さじ1/2、こしょう少々を加え、30分ほど馴染ませる。





【かぼちゃマッシュ】



南瓜200gを一口大に切り、レンジで柔らかくなるまで加熱し、熱いうちにつぶす。塩、シナモン、豆乳少々を加えて硬めのペースト状にする。





【ビーンズサラダ】



蒸し大豆50gをボウルに入れ、玉ねぎみじん切り大さじ1、醤油小さじ1/2、てんさい糖小さじ1/2、粒マスタード小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1/2、塩、こしょう少々を加えて混ぜ、30分ほど馴染ませる。





以下は、ブッタボウルに添える特製ごまドレッシングです。
濃厚な味わいで生・温野菜やお豆腐によく合います。

【特製ごまドレッシング】



ボウルに練りごま大さじ1、てんさい糖小さじ1.5、醤油小さじ1、米酢小さじ1、豆乳30cc、塩、こしょう少々を入れ、なめらかになるまで混ぜる。




ブッダボウルは植物性食材にこだわらず、ゆで卵・唐揚げ・ツナ・チーズなどをトッピングすればボリューミーな一皿になります。

おうちにあるものでオリジナルのブッダボウルをお楽しみください。




なお、炊いたもち麦が余ったら、他の料理やスイーツにご活用ください。

↓もち麦料理レシピはこちら
「フレンチ×普段ごはんvol.54 無農薬の国産もち麦、新発売！」




↓もち麦スイーツレシピはこちら
「フレンチ&普段ごはん vol.64 もち麦のアジアンスイーツ」



スーパーフードとして注目されているもち麦と彩り野菜がたっぷりとれるブッタボウル、ぜひお試しください。